カメラの選び方

自分用のものがほしい

僕が今使っているカメラは、父から譲ってもらったお古のものです。
なので、みんなが使っているものと比べると、性能面では若干劣るのは仕方ないと思っています。
子供の頃から触れていたカメラでもあるので、愛着もあるしこれからもずっと使っていきたいアイテムではあります。

でも、せっかく専門学生として、映像技術を一から学ぶなら自分用のカメラが欲しい。
そう強く思う日が最近増えてきた気がします。
きっかけは以前先輩のご好意で撮影した作品でした。
監督を務める中で、カメラの性能がもう少しよければ、もっと軽い機材なら、と葛藤している自分がいました。

学生の身分で何を贅沢言っているんだ、と誰かに言われそうですが、自分の中でこだわりたいものはちゃんとしたい、というポリシーがあります。
基本的にマイペースで人に流されやすい僕ですが、せめて趣味やこれからの夢に対してはしっかり前を見て行動したいです。

カメラ屋をぶらぶら

そんなこんなで考えていると、先生から「一度カメラ屋に行ってみたらどうだ」との助言が。
なるほど、よくよく考えてみたらお古のカメラがあるから、わざわざお店には行った事はなかったな、と思い、翌日さっそくお店へ行ってみました。
幸い学校近くにはいくつかのカメラ屋があるので、数店舗はしごしながら見て歩く事が出来ました。

そこで気づいたのが、カメラと一口で言っても、形状や機能によって全く異なったアイテムだということです。
正直僕がいつも使っているカメラが一般的で、みんな同じような形なのだろう、と思っていましたがとんでもありません。
特に最新鋭と呼ばれるタイプのものは、まるで特撮ヒーローが使うような武器にすら見えてしまいました(多少大げさかもしれませんが)

いろいろと見比べている中で僕が目に付いたのが、フィルムカメラとデジタル一眼レフカメラです。
フィルムカメラは今となってみればレトロなアイテムとして扱われていますが、映像を撮るという部分においては味があるのでとても好きです。
またデジタル一眼レフカメラは映像撮影を行う上で、より細部まで鮮明に撮れる、という点で憧れていました。

ただ、どちらのカメラも新品だと5万近くかかることも分かったので、その日は見るだけ・触るだけで帰ってきました。
正直学生の僕からしてみると、5万という金額はかなりの高額です。
少し気持ちを整理してから購入しよう、そう思いました。

インターネットでも検索

週末、自宅でのんびり過ごしていると、ある通販番組が目に入りました。
あの甲高い声の社長が出ている有名な番組ですが、改めて見ると紹介している商品が一眼レフカメラではないですか。
そうか、店頭じゃなくてもインターネットや通販で調べてみる方法があるな、と思い、さっそくスマートフォンで検索してみました。

店頭で気になっていた商品をキーワードで検索してみると、オークションや中古ショップの情報がずらり、と並んでいるので、なんだかワクワクしながら見比べていました。
値段に関しても新品と比べて2割から3割安く、手が届く範囲のものばかり。
実際に購入するときはインターネットも使えるな、と実感しました。

先輩からオススメのカメラを聞く

それから数日経ったある日、先輩に新しいカメラを購入しようか迷っている事を伝えてみることにしました。
すると「せっかく買うのなら、販売する人の顔が見れる店頭で購入したほうがいい」という意外な返事が。
なんでも、万が一故障した時すぐに対応してもらえる、という点や、中古品だからこそメンテナンスがしっかりされているかどうか、を確認できたほうがいい、とのことでした
値段や機能ばかりに目が行っていましたが、確かに購入後のことは全く考えておらず、とてためになった言葉でした。

その上で先輩からは「スペックも大切だけど、自分が持ってみてフィットするものがいい」というアドバイスも貰いました。
どこにでも持ち運べる、という利点は何よりのものだと教えてもらったので、購入時の参考にしたいと思います。