キャスティング

キャスティングの難しさを感じる

作品の肝

記念すべき1本目の作品を作ろうとしたとき、最初に悩んでしまったのがキャスティングの難しさです。
どんな作品においても、出演する演者がしっかり決まっていないと、内容自体がグダグダになります。
僕自身見てきた映画の中でも、あまり胸を打たなかった作品に該当する事だと実感しています。

確かによい作品を作る上で、キャスティングというのは肝の部分に位置しています。
ある映画監督は、キャスト次第で9割近く面白さが決まる、と言うほどです。
それが素人の映像作品であっても、決して無関係とはいえないでしょう。

なかなか決まらない

正直このキャスティングという部分で数日間悩みました。
お金を貰って作成しない作品なのだから、それほど深く考える必要はない、先輩には言われたのですが、実際作るのであればこだわる部分はこだわりたいです。

今回作成を予定している作品は、簡単なラブコメ物を考えているのですが、主人公やヒロインをどんな人間に任せたらいいのかが悩みの種です。
最終的に、僕と彼女が主役として作成するのが、周りに迷惑を掛けないからよいだろうと、いろいろ考えてみました。

しかし彼女からは「みんなにも見せるんでしょ、それは恥ずかしい」と却下。
結局計画は振り出しに戻ってしまいました。

ダメ元で友人に依頼

次にお願いしてみたのが、高校時代から仲の良い、友人同士のカップルです。
本当に付き合っている二人にお願いをすれば、よりリアリティのある演技も出来ると考えました。

しかし返ってきた返事はまさかのNG。
というのも、二人が付き合っている事をみんなにばらしたくないそうです。
そんなことを言ってもほとんどの人が知っているような、なんて野暮な事を考えてしまいましたが、本人たちから嫌だと言われたら意味がありません。

映像を撮るまでは、てっきり作品の中身に時間がかかるものだと考えていました。
しかし、いざ撮影の計画を立てようとすると、キャスティングも十分大変な事だと肌で感じています。
映画製作の現場では、キャスティングディレクターという仕事もあるそうで、この大変さを考えればその道のプロがいて当然なのかも、と考えてしまいました。

最後は先輩にもお願い

最終的に依頼をし、承諾をしてくれたのは、映像作成について提案をしてもらえた先輩でした。
「自分が言い出したのだから、責任持って出演する」との事。
やはり持つべきものは頼れる先輩だな、と感じました。

軸となる主役が決まったあとは、モブキャラクターの設定です。
こちらは先輩のご好意で比較的スムーズに人数が集まり、撮影が可能な状態に持っていくことが出来ました。
あとは撮影する監督がしっかりするだけ、そう自分自身に言い聞かせながら、カメラのセッティングをしてみました、が、問題はそれだけではありませんでした。