近年のWEB技術の向上により、映像制作に誰でも参入できるようになりました。しかし、一口に映像と言ってもやはりプロが制作した映像作品は、映像のカットや配置は素人にはまねできません。
映像の世界で、プロを目指すなら大学の演劇・映像を学べる学部への入学をおすすめします。今回は数ある大学の演劇・映像学部の中でも、日本の古典演劇から、現代演劇、デジタルコンテンツまで多角的に演劇・映像を学べる早稲田大学文学部・演劇映像コースについて解説します。
映像制作が学べる大学・大学院
演劇、映像を学びたいと思っている人におすすめの大学があります。それは、早稲田大学文学部・演劇映像コースです。
早稲田大学文学部・演劇映像コースは最新のデジタルコンテンツはもちろんのこと、戯曲の研究や文献を用いた歴史探究をしたり、言語の分析や精神の状態などアプローチの方法が多種多様なのが特徴です。
早稲田大学文学部・演劇映像コースは、演劇系と映像系の2系統に分かれていて、2つの系統いずれかに属して学生が興味ある科目を中心に勉強することになります。
演劇を専攻する場合は、古今東西の現代劇、古典劇、舞踊、民俗芸能など幅広い減劇表現を研究し、言語や身体・空間のありようについてさまざまな考察をします。
映像系は、芸術とメディア、映画の特性を巡る映画史、映画理論を学びさまざまな角度から映画に対してアプローチしたり、映像だけに限らず、映画以降に合わられる映像表現についても研究しています。
映像文化に対する表現を含めて、幅広い範囲を学びながら、映像・映画を深堀して探究します。
さらに最近では演劇・映像の2コースだけではなく、2つのコースにまたがる複合コースも開設しているので、2つのコースを取得するとより多くの芸術・文化を俯瞰的に見られます。
実は、大学院でも映像系の研究ができるところがあります。それは、慶應義塾大学大学院のメディアデザイン研究科です。
ここは、グローバルクリエイターの育成を目指して、多彩な設備環境の中で国籍を超えた学生とメディアについて幅広く学ぶことができます。
さらに、映像に関する設備も完備されていて、高度な動画編集ができたりモーションを撮影することができたりと、設備をフル活用すればできないことはないでしょう。
このように、多様性の中にも共通の部分を見つけると、数十億ある好みの中から、ある一定のパターンを導き出し映像、映画に応用できます。人間の心は映像に動かされると言っても過言ではないので、映像分野でのリーダーを育て、世界に通じる人材を輩出しようとしているのはまちがいないでしょう。
学生向けの住環境も完備
ここまで述べた早稲田大学や慶應義塾大学大学院の映像制作関係の学部は、それぞれ戸山キャンパス・日吉キャンパスに設置されています。
国内のみならず、海外からも多くの学生が進学してくるため、大学側でも在学生向けの下宿先を提供しているのです。
学生寮では、同じ大学の学生が住んでいることが多いので、仲間同士で切磋琢磨し合いながら勉学や研究に励むことができるという特徴があります。
また、一般賃貸と比べてオートロック完備や管理人が常駐していることも多く、セキュリティ面もしっかりしているので、女子学生でも安心して入居することができます。
特に、地方から上京してくる学生や海外から入学してくる学生は、勉学に集中するための環境を作れるよう、こうした学生寮への入寮を考えてみてはいかがでしょうか。